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高齢者向け栄養補助食品8商品を比較|間食・飲料・ゼリーの選び方と活用法

高齢者向け栄養補助食品8選のアイキャッチ 体の情報

「最近、食事を残すことが増えた」
「もう少し食べてほしいけれど、一度にたくさんは食べられない」。

そんなとき、何を足せばよいのでしょうか。

食事量を補う方法は、栄養補助食品を買うことだけではありません。いつもの料理を少し工夫したり、食べられる時間におやつを足したりする方法もあります。それでも量を増やしにくいときに頼れるのが、少量でエネルギーを補える飲料やゼリーです。

この記事では、普段の食事でできることから、栄養補助食品8商品の違い、取り入れた後の見直し方まで紹介します。本人が「これなら食べられそう」と思える方法を探していきましょう。

8商品の比較表を先に見る

  1. 高齢者の栄養補助食品はどう選ぶ?
    1. まずは「どこで食べる量を増やせそうか」を考える
    2. 次に、減りやすいエネルギーをどう補うか考える
  2. 専用商品を買う前に|普段の食事・間食で補う方法
    1. いつもの料理に少し工夫を加える
    2. 一度に食べられない分を間食で補う
    3. 少ない量でしっかり補いたいときは栄養補助食品も候補に
  3. 固形・飲料・デザート型をどう使い分ける?
    1. 固形タイプ|間食を食べられる人に
    2. 飲料タイプ|食事中でも、食間でも
    3. デザート型|ゼリーやアイスなら食べられる人に
  4. 高齢者向け栄養補助食品8商品を比較
    1. 8商品の1回量とエネルギーを比較
    2. 価格の目安と、必要な購入単位を確認する
  5. 商品ごとの特徴と向いている使い方
    1. カロリーメイト ブロック|固形のおやつを少し足したい
    2. バランスオンminiケーキ|ケーキ状の間食を選びたい
    3. メイバランスMiniカップ|少ない飲料で200kcalを補いたい
    4. エンジョイクリミール|メイバランスと味を比べたい
    5. アイソカル100|125mLでも多いと感じる人に
    6. メイバランスソフトJelly|ゼリー飲料が好みなら
    7. エンジョイ小さなゼリー150|小さな一品を追加したい
    8. メイバランスアイス|アイスなら食べられる人に
  6. 甘い・量が多い・続かないときの工夫
    1. 甘さが合わないなら、味や食べ方を変える
    2. 量が多いなら、少量の商品も比べる
    3. 価格が負担なら、普通の間食へ戻してもよい
  7. 栄養補助食品を取り入れた後に確認したいこと
    1. 次の食事が減っていないか
    2. 味・量・費用が本人に合っているか
    3. 食事量や体重の低下が続くときは
  8. まとめ|生活に合う栄養補助の方法を選ぼう

高齢者の栄養補助食品はどう選ぶ?

まずは「どこで食べる量を増やせそうか」を考える

食事をもう一口増やせそうなのか、食間なら何か食べられるのか。それとも、食べる量そのものを増やすのが難しいのか。ここが分かると、選ぶ方法も変わってきます。

  • いつもの料理なら食べられる:卵料理にチーズを加えるなど、今の食事を少し工夫する。
  • 間食なら食べられる:午前や午後に、ヨーグルトやプリン、固形の栄養補助食品などを足す。
  • 食事も間食も少ししか入らない:100~125mLで200kcalの栄養補助飲料や、40gで150kcalの栄養補助ゼリーなど、少量でエネルギーを補える商品を考える。

次に、減りやすいエネルギーをどう補うか考える

食べる量が減れば、ご飯やおかずから摂っていたエネルギーやたんぱく質も減りやすくなります。

この記事では、そのなかでも「少ない量でエネルギーをどう補うか」を中心に紹介します。まずは普段の食事や間食でできることを考え、専用商品を選ぶときは食べられそうな量と、1回分のエネルギーを比べてみましょう。

食事量は十分で、たんぱく質を意識して増やしたい場合は、高齢者向けプロテインの選び方で詳しく紹介しています。

専用商品を買う前に|普段の食事・間食で補う方法

いつもの料理に少し工夫を加える

「もう一品は食べられない」という人でも、いつもの料理なら少し工夫できるかもしれません。

例えば、卵焼きにチーズを混ぜる、スープを牛乳で作る、いつもの温野菜にオイルやマヨネーズを少し足す。料理を一品増やすより取り入れやすく、食べる量をあまり変えずにエネルギーを足せます。

特別な料理を作る必要はありません。本人が好きなメニューで、無理なく続けられる工夫を選びましょう。持病などで食事の指示を受けている場合は、その内容に合わせてください。

一度に食べられない分を間食で補う

朝ごはんは少なめでも、10時頃にはお腹が空く。そんな人なら、食べられる時間に間食を加える方法があります。

ヨーグルトやプリン、チーズ、アイスクリームなど、普段のおやつでも構いません。まずは好きなものを一つ、いつもの食事とは別の時間に足してみる。それだけでも、何なら食べられるかが分かります。

ただし、間食でお腹がいっぱいになり、その後の昼食や夕食が減るようなら、時間や量を調整しましょう。

少ない量でしっかり補いたいときは栄養補助食品も候補に

食事や間食を増やそうとしても、なかなか食べ切れない。そんなときは、少量で多くのエネルギーを取れる栄養補助食品が役立ちます。

例えば、メイバランスMiniカップとエンジョイクリミールは125mLで200kcal。さらに少ない量で補いたい人には、100mLで200kcalのアイソカル100もあります。200kcalは、ご飯を茶碗に小盛り1杯(約130g)食べたときとほぼ同じエネルギー量。 食事をもう少し増やすのが難しくても、飲み物なら取り入れられる人もいます。

無理に食べる回数を増やさず、飲料やゼリーで補う方法もあります。次は、普段の食べ方に合わせた選び方を見ていきましょう。

固形・飲料・デザート型をどう使い分ける?

今回の8商品は、食べ方で分けると固形・飲料・デザート型の3つ。ここでいうデザート型は、普通のお菓子のゼリーだけでなく、少量でエネルギーを補える栄養補助ゼリーやアイスのことです。

食べ方こんな人に比較する商品
固形おやつとして何か食べ足せるカロリーメイト、バランスオンminiケーキ
飲料固形物を追加するのは難しいが、飲み物なら取れそうメイバランスMiniカップ、エンジョイクリミール、アイソカル100
デザート型ゼリーやアイスなら食べられそうメイバランスソフトJelly(パウチから吸って食べるゼリー飲料)、エンジョイ小さなゼリー150(カップゼリー)、メイバランスアイス

固形タイプ|間食を食べられる人に

カロリーメイトやバランスオンminiケーキは、いつものおやつに近い感覚で取り入れられます。常温で置けて、外出時にも持っていきやすいのが利点です。

一方、普段の食事さえ残してしまう人に、さらに固形物を食べてもらうのは負担かもしれません。食間におやつを食べられるかどうかが、選ぶ目安です。

飲料タイプ|食事中でも、食間でも

栄養補助飲料は、おやつの時間だけに飲むものではありません。朝食の飲み物として添える、昼食にスープ系の味を選ぶ、午後の間食に飲むなど、普段の食事に合わせて取り入れられます。

まずは、125mLで200kcalのメイバランスMiniカップとクリミールから、好みの味を探してみましょう。125mLでも飲み切るのが難しければ、100mLで200kcalのアイソカル100も候補です。食事と一緒でも、食間でも、無理なく飲めるタイミングを選んでください。

デザート型|ゼリーやアイスなら食べられる人に

飲料は苦手でも、食後のゼリーなら食べられる。冷たいアイスなら食が進む。そんな場合には、デザート型を選ぶ方法もあります。

パウチから吸って食べるゼリー飲料のメイバランスソフトJelly、スプーンで食べるカップ型のエンジョイ小さなゼリー150、メイバランスアイス。食感も1回量も違うので、食後の一品にするか、午後のおやつにするかも含めて選べます。

高齢者向け栄養補助食品8商品を比較

8商品の1回量とエネルギーを比較

同じ「栄養補助食品」でも、1回分は約100~200kcalと差があります。食べられる量で、どのくらいのエネルギーを補えるかを比べてみましょう。たんぱく質は商品ごとの違いが分かるよう、参考値として併記しています。

商品1回分エネルギーたんぱく質
カロリーメイト ブロック2本・40g200kcal4.2g
バランスオンminiケーキ1個・23g98kcal1.1g
メイバランスMiniカップ125mL200kcal7.5g
エンジョイクリミール125mL200kcal7.5g
アイソカル100100mL200kcal8.0g
メイバランスソフトJelly125mL200kcal7.5g
エンジョイ小さなゼリー15040g150kcal5.0g
メイバランスアイス80mL100kcal3.7g

※2026年10月13日確認。メーカー公式サイトの代表規格による表示値です。味・シリーズによって成分が異なる場合があります。重量(g)と容量(mL)は直接比べられません。

例えば、カロリーメイト1本なら100kcal、バランスオンminiケーキ1個なら98kcal。少しだけ間食を足したい人は、ほぼ同じエネルギー量でも食感が違うことを選ぶ目安にできます。

価格の目安と、必要な購入単位を確認する

価格は販売店やセット数で変わります。商品を決めるときは、1本・1個当たりの価格だけでなく、必要な個数と送料を含めた支払額を確認しましょう。特にアイスは冷凍配送になるため、送料によって総額が変わります。

この記事では、商品詳細の下に2026年10月13日に確認した販売例を添えています。どの販売先が安いかを決めるためではなく、どのくらいの単位・費用で購入する商品なのかをイメージするための情報です。購入時は楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングの最新の販売条件をご確認ください。

商品ごとの特徴と向いている使い方

ここからは、8商品の違いを、実際の使い方に合わせて紹介します。商品によって使用上の注意が異なります。購入前には、メーカー公式情報と商品表示をご確認ください。

※商品ごとの価格は、2026年10月13日に確認したYahoo!ショッピングの販売例(税込)です。

カロリーメイト ブロック|固形のおやつを少し足したい

カロリーメイト ブロックは、チーズ味なら1本100kcal。昼食まで時間が空くときなど、固形のおやつを少し足したい人に向いています。ブロック状でやや乾いた食感が合わないなら、次のケーキ状の食品も候補です。

メーカー公式サイトで商品情報を確認する

価格の参考例:チーズ味2本入1箱・税込114円。別途送料のある店舗の例です。

購入先を選ぶ:

バランスオンminiケーキ|ケーキ状の間食を選びたい

バランスオンminiケーキは、チーズケーキ味が1個23g・98kcal。カロリーメイト1本の100kcalとほぼ同じなので、カロリーの差ではなく、しっとりしたケーキ状の食感が好みに合うかで比べられます。

メーカー公式サイトで商品情報を確認する

価格の参考例:チーズケーキ味10個・税込900円(1個90円)。

購入先を選ぶ:

メイバランスMiniカップ|少ない飲料で200kcalを補いたい

1本125mLで200kcal、たんぱく質7.5g。少量の飲料でエネルギーだけでなく、ビタミンやミネラルなども補える商品です。コーヒー味のほか、果物系やスープ系など、味の選択肢もあります。

次に紹介するエンジョイクリミールも、同じ125mLで200kcal。好みの味があるか、買いやすいかで選べます。

メーカー公式サイトで商品情報を確認する

価格の参考例:コーヒー味24本・税込5,443円(1本約227円)。

購入先を選ぶ:

エンジョイクリミール|メイバランスと味を比べたい

1本125mLで200kcal。メイバランスMiniカップと容量・エネルギー量が同じなので、味の好みや買いやすさで選べる、もう一つの候補です。コーンスープ味、ほうじ茶ラテ味など、全8種類が用意されています。

どちらも気になる場合は、少ない本数のセットやアソートセットがあるかを見てみましょう。好きな味が見つかれば、続けやすくなります。

メーカー公式サイトで商品情報を確認する

価格の参考例:コーヒー味24本・税込4,195円(1本約175円)。

購入先を選ぶ:

アイソカル100|125mLでも多いと感じる人に

メイバランスMiniカップやクリミールはどちらも125mL。それでも多くて飲み切れそうにないときは、100mLで200kcalのアイソカル100を比べてみてください。同じエネルギーを25mL少ない量で摂れるのが、この商品の強みです。たんぱく質は8.0gです。

メーカー公式サイトで商品情報を確認する

価格の参考例:コーヒー味12本・税込2,220円(1本185円、送料別)。

購入先を選ぶ:

メイバランスソフトJelly|ゼリー飲料が好みなら

1個125mLで200kcal。パウチから吸って食べるタイプのゼリー飲料です。普通の飲料よりも、なめらかなゼリーの食感が好みの人に向いています。

そのまま食べるほか、器に出してスプーンで食べることもできます。

次に紹介するエンジョイ小さなゼリー150は、スプーンで食べるカップ型。吸って食べるゼリー飲料と、スプーンで食べるゼリーのどちらが好みに合うかで選べます。

メーカー公式サイトで商品情報を確認する

価格の参考例:ヨーグルト味6個・税込1,496円(1個約249円、送料別)。

購入先を選ぶ:

エンジョイ小さなゼリー150|小さな一品を追加したい

1個40gで150kcal、たんぱく質5.0g。食後に何かもう少し食べられそうなとき、小さなカップを一つ足せるのがこの商品の魅力です。りんご味、もも味などがあります。

飲料を1本追加するのが難しい人でも、食後や間食に小さなデザートなら入る場合があります。少し食べるだけでもエネルギーを補いたいときに比べたい商品です。

メーカー公式サイトで商品情報を確認する

価格の参考例:アソート24個・税込4,354円(1個約181円、送料未確認)。

購入先を選ぶ:

メイバランスアイス|アイスなら食べられる人に

1個80mLで100kcal、たんぱく質3.7g。いつものアイスを楽しみにしている人なら、栄養補助を意識したアイスに替える方法もあります。普通のアイスでもエネルギーは取れますが、メイバランスアイスにはビタミンやミネラル、食物繊維も含まれています。

冷凍品なので、注文するときは冷凍送料を含めた金額も確認しましょう。なお、乳糖不耐症の方は使用しないでくださいとメーカーが案内しています。

メーカー公式サイトで商品情報を確認する

価格の参考例:バニラ味6個・税込521円。冷凍送料を含めた総額は購入先で確認してください。

購入先を選ぶ:

甘い・量が多い・続かないときの工夫

甘さが合わないなら、味や食べ方を変える

栄養補助飲料を買ったものの、甘さが強くて飲み切れない。そんなときは、同じ味を我慢して続けなくても大丈夫です。

コーンスープ系の味に替える、飲料よりゼリーやアイスの方が好みなら食べ方を変える。普通のプリンやヨーグルトに戻す方法もあります。栄養成分がよくても、口に合わなければ続けにくいものです。

量が多いなら、少量の商品も比べる

125mLの飲料が多いと感じるなら100mLのものを、デザートなら40gの小さなゼリーを候補に。食べ切れる量を選びましょう。

開封した食品は長時間常温に置かず、保存や飲み残しの扱いは商品表示に従ってください。

価格が負担なら、普通の間食へ戻してもよい

毎日使うものだから、価格も無視できません。気に入った商品でも買い続けるのが負担なら、料理を工夫したり、普段の間食と組み合わせたりしてもよいでしょう。

最初から大きなセットを買う前に、単品や少数セット、味を選べるセットがあるか確認しておくと、合わなかったときの無駄を減らせます。

栄養補助食品を取り入れた後に確認したいこと

次の食事が減っていないか

午後に200kcalの飲料を1本飲めても、それでお腹がいっぱいになり、夕食をいつもより残してしまうことがあります。商品を飲んだ分だけ、1日の食事量が増えたとは限りません。

家族が様子を見るときも、飲料が減ったかどうかだけでなく、朝・昼・夕の食事まで含めて見てみましょう。今までより食べられているか、次の食事に響いていないかが判断材料になります。

味・量・費用が本人に合っているか

数日試したら、次の3つを振り返ってみてください。

  • 食べ切れたか:飲み残しや食べ残しが多いなら、量や形態を見直す。
  • 次の食事に響いていないか:夕食が減るなら、時間や量を変える。
  • 続けられそうか:味や価格が合わなければ、別の商品や普通の間食も候補にする。

「買ったから飲み切らなければ」と考えず、本人に合うやり方を探していきましょう。

食事量や体重の低下が続くときは

間食や栄養補助食品を取り入れても、食べる量が減り続ける、意図せず体重が落ちる場合は、食品の種類を替えるだけで様子を見続けないでください。かかりつけ医などに相談しましょう。詳しくは高齢者の食欲不振の原因と対策で説明しています。

また、飲み物や食事でむせることが繰り返される、以前より増えてきた場合は、高齢者のむせ・飲み込みにくさの原因と受診の目安も参考にしてください。食べやすそうな見た目だけで、誰にでも合う食品とは限りません。

まとめ|生活に合う栄養補助の方法を選ぼう

食事量が減ってきたときは、いつもの料理に少し足す、食べられる時間に間食を取る、少量の栄養補助食品を使う、といった方法があります。

固形を食べられるか、飲み物なら取れるか、デザートの方が食べやすいか。 まずは本人が無理なく試せる方法を選んでください。

そして、足した食品だけでなく、その後の食事も見てみましょう。一日を通して食べる量が増えているか、続けられそうか。そこまで見ながら、本人に合う方法を見つけていきましょう。


参考資料

  • European Society for Clinical Nutrition and Metabolism. ESPEN practical guideline: Clinical nutrition and hydration in geriatrics(2022年) https://doi.org/10.1016/j.clnu.2022.01.024
  • 国立長寿医療研究センター「バランスのよい食事とは」 https://www.ncgg.go.jp/hospital/navi/66.html
  • 消費者庁「特別用途食品について」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_for_special_dietary_uses/
  • 農林水産省「ご飯のカロリーはどのくらいありますか」 https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1202/02.html (炊いた精白米100g=156kcal、約130g=約203kcal)
  • 商品別の栄養成分・使用上の注意:各メーカー公式ページ(2026年10月13日確認)
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